クライエント向け

For Clients

EFT(Emotionally Focused Therapy:アタッチメント基盤の感情焦点化療法)は、大切な人(たち)との関係が、より安全で安心できるものとなり、関係性の絆を修復したり、強めることを可能にする心理療法です。

これは、私たちが生まれつき持っている「誰かと安全につながりたい」「大切な人との間に安心できる関係を持ちたい」という人として自然な気持ち(アタッチメントと言います)と、自分の感情が、私たちの人間関係にどう影響しているかを深く理解することに基づいています。つまり、感情とアタッチメントの科学を大切にするアプローチなのです。

EFTの一番の目的は、あなた自身や、パートナー、家族といった大切な人たちとの間に、より安全で、生き生きとした、「つながり」(安全なアタッチメントの絆)を築くことです。

セラピーのセッションでは、主に次のようなことを行います。
(カウンセリングには、個人、カップル、家族間など、スタイルが複数ありますが、どちらの形でもEFTは効果的と示されています。)

自分の感情(あるいは パートナーの感情)をもっとよく理解をするお手伝いをします。

 感情は、あなたが本当はどう感じているのか、何が必要なのかを教えてくれる大切なサインだと考えます。これにより、自分の気持ちをより明確に相手に伝えられるようになります。またカップルセラピーの場合、パートナーと一緒にセラピーを受けることで、相手の感情をより深いレベルで理解したり体験したりすることができると、共感が深まり、EFTのワークを通して大きな衝突が軽減する可能性があることが分かっています。


ネガティブなパターンに気づき、新しい方法を学ぶ 

 人間関係の中で、あなたや相手を苦しめているうまくいかない「お決まりのやり取り」や、ネガティブなパターンに気づくことを助けます。そのネガティブなパターンを、お二人の力で打破してゆき、安全で安心のあるパターンに変えるお手伝いをします。例えば、同じことでいつもケンカになる代わりに、お互いの気持ちを安心してシェアできるようなコミュニケーションや、お互いを支え合う新しい方法を学びます。


安心できる強い絆を作る 

 大切な人との間に、安心できる「強い絆」を作ることに焦点を当てます。お互いに信頼し合い、困ったときに頼り合える関係を目指します。
 

期待できる変化
EFTのワークを通してみられた変化の例
  • 人間関係において、お互いを深く理解し、共感し合い、より親密な関係を築けるようになった。
  • より健康的で、幸せな人間関係を感じられるようになった。
  • 自分自身や大切な人との間に安心感やつながりを感じることで、全体的な幸福感が向上した。2022年の20件の効果研究(332組のカップル)によれば、およそ70%のカップルが関係性の改善を報告。(Spelenger et al. 2022)
  • 自分の感情的なニーズをもっと上手に認識し、表現できるようになった。
  • うつ病や不安、PTSDの治療への有効性が確認され、これらの症状を含む状態の改善が報告されている(Greenman&Johnson, 2022)。
  • あなた自身の心の状態や、大切な人との関係に、深いポジティブな変化が生まれた。2〜24ヶ月後のフォローアップでも効果を維持する傾向が報告されている(Spengler et al. 2022)。

EFTは、科学的な研究でもその効果がしっかりと確認されている信頼できる心理療法です。大切な関係性の改善だけでなく、個人的な心の悩みや、家族間の課題にも効果があることが分かっています。

EFTは「あなたの感情」と「あなたと大切な人との絆」に焦点を当てて、人間関係のつらさを乗り越え、もっと安心できて、愛情あふれるつながりを築くためのお手伝いをする科学的な裏付けのあるヒューマニスティックな心理療法です。